第38回アミューズメントマシンショー
※JAMMAジャーナルNo.22(7月31日発行)より転載
 

ロケ運営者にしっかり見てもらえることを優先
−−まず、初のAMショー実行委員長としての抱負からお聞かせください。
 当初は、出展小間数が減るのではないかという見方もありましたが、実際に募集してみると昨年とほぼ同じ出展申込み(80社、1,088小間)があり、特に会員外からの出展が21社あったので安心しました。今回のAMショーには、オペレーター、メーカーの双方にメリットのある機械が多数展示されるよう、委員の皆さんと相談して進めたいと思っています。

 今回は20世紀最後の、そして21世紀へと向かう記念すべきAMショーです。業界は長く不況が続いていますが、人の心の中には夢や理想や期待感など、現実になることを待っている未来のシーズ(種)がたくさん播かれていると思います。それをエンジニアたちが技術との懸け橋になって具現化していく限り、AM業界は発展するのではないでしょうか。また、これまでのように日本のマーケットのサプライヤーが日本のメーカーとは限らない時期がやってきます。たとえば韓国では、政府が肝いりでベンチャー企業を育てています。グローバリゼーションがどんどん進む時代だけに、インターミックスというか、世界各国の機械がいろいろなマーケットで評価さることは珍しくなくなるでしょう。日本の企業は気を抜かず、もっといい物を作ってもらいたいと思います。
−−ショーの開催にあたり、どの点に工夫を。
 会期を昨年の4日間から、ビジネスデー2日、パブリックデー1日の計3日間に短縮し、ビジネスショーの性格を強く打ち出しました。従来はサプライヤー側の出展社を増やすことで、ショー自体も盛大になっていきました。これに対して今回は数ではなく内容を重視し、実際にロケーションを運営するオペレーターの方々にしっかり見てもらうショーにしたい。厳しい目で判断し、将来性を語り合っていただく方へとウエイトを移しています。エンドユーザーの方々の前にまずオペレーターとメーカーがいろいろ機械を知らないと、議論しても感覚論になってしまいます。
−−会場レイアウト、装飾については。
 例年自社ブースをはみ出て人が並んでしまうところが出ますが、その反省から大きな小間数のブースを中央に集め、展示物を見やすくしています。また装飾については、細々した制限を設けません。装飾だけ派手でも集客はうまくいかないことは、皆さんの方がご存知です。数多く個性ある企業が参加するのだから、ある程度お祭り的要素がないと面白くないでしょう。
テーマ展示で、過去の再評価と未来の可能性を提示
−−今回のAMショーの大きな特徴は。
 主催者テーマ展示として「20世紀から21世紀へ」というニュアンスから、一つは20世紀を振り返るための企画を実施します。具体的には、AM業界の歩みを説明、年表をパネル展示するとともに、メーカー他の協力を仰いで名機を展示します。もう一つは、光ファイバーでゲーム場間を結ぶ「JAMMAネットワーク構想」のデモンストレーションを実施。それと、最近のアミューズメントはエンターテインメント的な性格も帯びてきていることから、一線級のエンターテイナーからのエールをいただき、パネル展示します。20世紀のゲーム機を皆さんに見ていただくことで我々の足跡を再認識してもらい、同時に次の遊びを考えていくキッカケを提供できれば、ある程度の評価はいただけるのではないかと思っています。
−−主催者イベントのアピールポイントは。
 娯楽機械を作るにあたり、単に技術を磨き続けるだけではヒットするものは生まれません。精密に機械を作りながら、なおかつ情緒に応える部分で少しゆとりを持たせなくては。いろんなアイデアをその時代にあったコンテンポラリーな形で提示しなくてはなりません。我々の業界が過去何度もブームを築くことができたのは、その努力があればこそでした。もっと自信を持つべきだし、自分たちを評価すべきでしょう。また、新しい技術をとり入れることで、時代に相応しい遊びや遊び方のあり方を考えていただけたらと思います。
−−お忙しい中、ありがとうございました。

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